猫の病気としてのリンパ腫は、白血球の一種で免疫の働きを担っているリンパ球がガン化する病気のことです。
猫の病気の場合は、造血系の腫瘍に分類され、その中でも最も多いのがリンパ腫とされています。
リンパ腫にも何種類かあり、発症の半数以上が猫白血病ウィルスの感染によるものだとされています。
腫瘍が出来る部位によって種類を分けており、胸腔の胸腺や縦隔リンパ節なら縦隔型リンパ腫、腸管や腸間膜のリンパ節なら消化管型リンパ腫です。
脊髄や脳なら中枢神経型リンパ腫となります。
よってワクチン接種を適切に行うこと、室内飼いにすることでかなり予防可能です。
発症した場合は抗がん剤による化学療法、対症療法が必要です。
  

猫の病気で血尿が出る場合には、猫下部尿路疾患が疑われます。
多くは膀胱や尿道における尿結石や細菌感染などが原因として考えられていますが、原因不明で発症するという割合も高くなっています。
原因不明の突発性膀胱炎や間質性膀胱炎と呼ばれる疾患については、ストレスや自己免疫性疾患などが関係しているとも考えられています。
猫の病気で血尿が出る場合には、原因に合わせた治療が行われることとなります。
内科的治療のほか、外科手術が施される場合もあります。
原因不明の場合では、痛み止めの投薬や、ストレスを感じさせないようにするための生活環境の改善などが施されています。